他にもこんな声が届いています…
「コロナ禍でも幼児が小児がんと診断され、入院治療を余儀なくされています。いきなり両親と離れて入院するだけでも恐怖なのに、その上、WiFi(無線LAN)環境にない当院では、両親の顔をタブレット越しに見せることもできません。一方、親も子供の様子がわからず、不安でいっぱいです。今後、明らかに治療成績に差が出てくるものと思います。」
(総合病院の小児科医師。)
「息子のためにWi-Fiを契約したり、テレビや洗濯、冷蔵庫は有料。一年も入院するなんて思ってなかったので出費ばかり。しかし、治療で辛いので気晴らしになるオンラインゲームやZoom、ラインなどでのグループ会話はすごく助かるのです。コロナで面会も出来ないのでオンラインなど無いと心が病気になりそうです。WiFi(無線LAN)が自由につながると良いですね。」
(長期入院のがん患者のこどもをもつ母親。)
「私は、緊急帝王切開になり、タブレットのみ持って入院。しかし、WiFi(無線LAN)がつながらず。コロナ禍で面会も立ち合い出産も不可。夫にも母親にも連絡取れず、本当に不安でした。」
(帝王切開で入院した女性より。)
「32歳の姪は高額な差額ベッド代が必要な個室に入院していたにもかかわらずWiFi(無線LAN)環境下にありませんでした。家に残してきた4歳の双子の娘の顔を見ることができなかったのは心が折れそうでした。しかも、スキルス性胃がんと診断され、余命数ヶ月と言われた直後のことです。」
(最愛の姪を喪った大谷貴子日本骨髄バンク顧問)。
「神経筋疾患の障害をかかえる人はミリ単位での体位調整が必要ですが、忙しく立ち回る看護師に伝えることは非常に困難です。結果、外部との交流を制限され、365日24時間、毎日をベッド上で過ごし続ける人たちが現にいるのです。昨今新型コロナウイルス対策のため、ほとんどの筋ジス病棟では面会の制限措置が実施されました。家族や支援者の立ち入りさえ許可されなくなりました。この状況下ではインターネットを利用したオンラインのやりとりしか手段はありません。」
(筋ジス病棟の未来を考えるプロジェクト。)