コロナ禍で入院患者の孤独を救うために
「1つでも多くの病院の病室に無料Wi-Fiを!」
といったスローガンを掲げ2021年 1月に発足した#病室WiFi協議会。
私たちの活動は1年になりました。
この一年の活動で起きた出来事は
❶病室Wi-Fi設置工事に厚生労働省の補助金がついた
❷残念ながらそれが9月いっぱいで終了してしまった
❸全国の重要拠点病院でどの病院が全室無料Wi-Fi完備なのか
という徹底調査を行ってHPで公表した
❹日本癌学会で活動報告ができた
❺多くのマスコミに活動を取り上げてもらった
など様々なことがありました。
その結果、徐々に
病室にWi-Fiを設置する病院が増えています
そこで、 ホームページ上に新たなコーナーを作ります
それは
「この病院でも全室無料Wi-Fi使えます」
情報提供をもとに、拠点病院は情報を更新していますが、
それ以外の都道府県市町村立病院や個人病院などで
「全病室Wi-Fi完備の病院がある」との情報提供をみなさんから頂くようになりました
今後は、こちらもデータベースとしてみなさんに活用して頂けるよう、実名を公表することにいたしました
ご自分の通う病院、ご近所の病院で全室Wi-Fi完備(無料でも有料でも)の病院がありしまたら、是非とも情報提供をお願いいたします
情報提供はこちらからお願いします
これが皆さんができる限り快適な入院生活をおくるための一助となれば幸いです
9人という小さな会ですが、今後とも#病室WiFi協議会をよろしくお願いいたします。
2022年1月
#病室WiFi協議会
info@wifi4all.jpn.org
Wi-Fiを全患者が利用できるが、「有料」「医師の許可が必要」など一定の条件が付く病院です。
しかし、患者の孤独解消のために頑張っている病院なので、ここに全病院名を掲載します。
#病室WiFi協議会調べ
本調査は、ボランティア調査員95名によって行われた初の病室Wi-Fi全国調査です。皆さんのご協力に感謝いたします。
地域にとって重要な拠点病院ばかりを調査したのですが、全病室で無料Wi-Fiを使える病院は全体の20%にとどまりました。
地域別に全病室無料Wi-Fiの導入率を比べてみました
秋田・宮城・富山・三重・大分・滋賀・広島・高知では、拠点病院、国立病院に入院しても全病室無料Wi-Fiの病院が「ゼロ」、一つもないという、地域的に大変厳しい状況にあることがわかりました
みなさんの地域はいかがでしょうか?
さらに病院の種類別の統計をとると、国が指定する「がんの拠点病院」は約2割のみ
長期入院のお子さんたちが病と向き合っている「小児がんの拠点病院」は15病院のうちの2病院のみ
そして厚生労働省の所管である国立病院機構に所属する病院は全国140施設のうち
11施設しか無料Wi-Fiが完備されていないことが(恐らく初めて)判明しました。
(下のグラフをスマートフォンでご覧になる方は、画面を横にしてご覧になってください。)
まずはこれら拠点病院・国立病院から、国は政策として病室Wi-Fiの導入を進めるべきと考えます
反対の視点からみますと、2割とはいえ実現できている病院があるということはとても重要な事実です
そこで
調査結果とこれまでの活動から、私たち#病室WiFi協議会は、病院関係者の皆さんに以下のメッセージを送ります
そして厚生労働省には、9月30日の補助金申請期限を延ばしていただきたいと訴えています。
ひとつ重要なことは、「今から申請しても間に合わないだろう」とあきらめないで頂きたいということです。
期限間際に申請がたくさん集まると、その民意の高さに、補助金の申請期限が延長されることがあると関係者にお聞きしました。
病院関係者の、そしてWi-Fi業者のみなさん ぜひともあきらめずに、9月30日まで補助金の申請書の提出をお願いいたします。
2021年9月7日
#病室Wi-Fi協議会